白木産業の現場レポート

周防大島町木造住宅耐震診断、行っています

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2012年12月18日

今、平成24年度周防大島町木造住宅耐震診断を行っています。
この事業は、町民の安心・安全を確保するため、生活の基盤である木造住宅の
耐震診断を行うことにより、地震による被害を最小限に抑え、町民の生命及び
財産を守ることを目的としています。
対象住宅は、昭和56年5月31日以前に着工したものなどの要件があります。

ヒアリングシートを用い、竣工時期や増改築、自然災害等の履歴を伺います。
住宅の壁や屋根、基礎の傷み具合なども書き込みます。

部屋の間取り、壁の種類をこの紙に写します。
大体1時間半から2時間程度見させていただきます。
写真も数枚撮らせていただきます。

事務所では、間取り、壁の種類を書き入れ耐震性の判断をします。
ヒアリングシートをまとめ、壁などの補強位置を書き込み、
上部構造評点が1.0以上になるよう補強案を考えます。

この紙に、現状、補強案を作図し、補強工事の概算を出します。

周防大島町木造住宅耐震診断報告書をまとめ、他書類図面を持って、
依頼された住宅の方に説明に伺い、業務終了となります。

住宅を見させていただいて思うのですが、昔の家は使っている木のサイズが大きく、
小屋裏の曲がっている梁などを上手に組んで屋根をのせているなど、
今はあまりないような、見ていてほれぼれする住宅もあります。
機械のない時代、大工さんの腕がどれほどすぐれていたか分かります。
また、金物の有無や、基礎を見ても長石の上に柱をのせた長石基礎から、
コンクリート基礎の杉板型枠の時代、コンパネを使い始めた時代など
住宅建築の施工方法の変遷も分かり、とても勉強になります。
今まとめているので、来月ご説明に伺うようになると思います。


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